酒蔵を造ろう

 地下水汚染による廃業前提の休蔵を経て奇跡の復活を遂げた酒蔵。しかし会社はある、蔵もある、客が(あまり)ない。それでも酒は醸されてゆく。さあまとめて酒蔵を造ろう

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
このページのトップへ

実家に帰らせていただきます!!

 別に会社を辞めたとか離婚したとか言うわけではないので(念のため)。冬場ほとんど休みがないのでゴールデンウィークは9連休です。でも実家に帰ったら竹やぶの手入れとか近所挨拶やらで意外と休んでられない。田舎なんてこんなもんだろう。
 因みに愛車Karmanghiaは1974年製だというのに実家までのおうふく1200kmをすいすいと走破してしまう。流石ゲルマン魂入魂の逸品。そんな訳でちょっと休みを満喫しながらうまい酒を探そうと思ってます。
飲んで一押しFC2 Blog Ranking">よろしくお願いしま~す
スポンサーサイト

テーマ:どんな一日? - ジャンル:日記

このページのトップへ

価格改定はもう大変

 来月からの酒税減税を受けて価格改定が色々大変だ。おいらの会社もあっちへバタバタこっちへドタドタなんかうまいように落ち着かない。造りの最中はすっかりそんなこと忘れてつくりにドップリだったから、今になって慌てふためいている。
 酒屋の世界にはいまだに1本付けとか2本付けとかと言う言葉がある。これは1ケース仕入れたら1本おまけにつけましょう、2本おまけにつけましょうということである。平たく言えばリベートだ。ただし酒屋の世界は(ディスカウントストアは除くが)大体定価販売(横並び)なのでこのリベートはそのまま酒屋の懐に入ってしまう。つまり消費者が得をするためのものではないのだ。しかしこれがないと立ち行かなくなる酒屋も多いのは事実だろう。
 ところで造り手(であり、飲み手)の私から言えばこのリベートがいわゆる晩酌酒の質を落としひいては親父くさい酒の代名詞となり、家庭内や酒売り場で日本酒に対して悪いイメージを無意識のうちにつけている元凶なのかも知れないと思っていることも事実だ。
…なぜ…?…
 答えは簡単6本に1本なら約17%割り引きと一緒で、この分原価にかけられるのならばもっと質の良いレギュラー酒ができるからだ。
 ここで一般的な勘違いが意外とまかり通っていることがある。それは原価率なんて
「レギュラー酒が一番安いでしょう」
と言う誤解だ。えっそうなの?と思うかもしれないが少なくともまじめな酒造りをすればするほどレギュラー酒の原価率は高くなる…(融米とか特殊な造りは除きますよ)
 だって米価の上昇割合ほどレギュラー酒の価格は上がってないでしょ?通常安いものほど原価や諸費用の影響をもろに受けるんですよ。それにおまけをつけろなんてのはどれほど悲惨なことか。逆に言えば17%を原価に当てれば多分酒が別物になるはず。ね!社長!
今期の課題ですな!!!
 
 飲んで一押しFC2 Blog Ranking">よろしくお願いしま~す

テーマ:ひとりごと - ジャンル:日記

このページのトップへ

そば好き

 蕎麦が好きだ、好きな麺類は順に蕎麦、うどん、パスタだ。ラーメンは嫌いだ、なぜか知らないが食べると必ずといっていいほど下痢になる。他人様からはよく
「それはかんすいのせいだ」
とか
「スープの油が原因だ」
とか
「ただの思い込みだろ」
とかまるでラーメン嫌いが非国民であるかのような扱いを受ける。
この際原因は何でもいい、究明しようとも思わん、
ただ名古屋で
「そばひとつ」
と言ったら当然のごとく中華そばが出てきたのには閉口した。
まるで喫茶店で
「シダモ(エチオピアのコーヒー)ひとつ」
と言ったら
「ハイ、シナモンコーヒーお待たせしました(実話)」
と大してすきでもないものを飲んでしまったときに似ている…
話が脱線した
私は福井県出身で大の蕎麦好き、しかし福井の越前蕎麦はおよそ上品な蕎麦と言ったイメージではなく色も褐色でコシがむちゃくちゃあるいかにも昔の米の代わりの代用食と言った感じなのだ。
 ところで広島にも豊平と言うそばの産地があって、全国的に有名な蕎麦打ちおじちゃんが鎮座してらおられる。ただでさえ山間部なのに、もっと登ると蕎麦打ち大明神と思われる御社があって、まるで俗世を超越したかのごとく霞の中に浮かんでいる(そんなあなたには酒有喜の霧中を一回飲んでほしい)。
 私もこれまでに2回行った。
…感想は…
きれいだ、きれいすぎるそばだ、品があり、風格もあってなおきれいだ淡麗辛口だ、まるで新潟の酒だ、食いすぎに注意しよう。何も考えずにすいすい入ってしまう危険すぎる蕎麦だ。流石超蕎麦打ち権現、完成した型を持ち常にその型に納める。そうまさしくマシーンだまるで蕎麦打ちPAINKILLER。これ以上行くと止まらなくなるからもう止めよう。
で、そんなわけでここの蕎麦はお腹いっぱい食べたのに体は満腹なのに俺の蕎麦マインドを満たしてはくれないのだ。
あのざらついた、口に含むと土の味がしてくるそんな懐かしい蕎麦は広島ではもう会えないのか…
 でもやっぱり蕎麦は好きなので今日もかすかな希望を抱きつつまだ行った事のない蕎麦屋に入る
 「あしゃぎ…?」
なにこれ???
とにかく普通の住宅地にあってここに来ようと思わなければ回覧板でも回してしまいそうなただの家だ。
ガラガラ、でれも居らんがちょっと目を先に向けてみるとそこには今日売ったそば粉の産地が書いてある
「福井県丸岡産の在来種
ふむおっ!、これは!!なんといってもこの在来種と言うのが曲者の証(力いっぱい誉めてます)米と一緒で最近の蕎麦も品種改良が進み人様の都合の良いように改良されてゆく中ナント在来種とは…!まるで酒で言うなら亀の尾か?
 ウン。うまいうまい、ちょっとざらつく感じと土の味がする、蕎麦だ蕎麦だ!!
車だから酒が飲めんじゃないか!!!!大ばか者!!!!!
久しぶりに素朴な蕎麦を食べてご満悦です

飲んで一押しFC2 Blog Ranking">よろしくお願いしま~す
このページのトップへ

社長の嫁さんとうちのオカン

 唐突だが社長の奥様は只今妊娠真っ盛り!8ヶ月の頃はホンマニ大丈夫かいなというくらいお腹が小さかった…がしかしこの前見てみたらそれはそれで妊婦らしくなっておった。
 妊娠出産には色々な出来事がつき物だがわしを生んだときのオカンの言葉(暴言)が蘇ってきた。
ワシ :「なあ、俺生んだときって辛かったの?」
オカン:「生みの苦しみよりも、育ての苦しみのほうが辛いわ」
ワシ :「アホか、こんなに立派に育ったんやから我ながら素晴らしい倅や、せいぜい感謝しいや!」
オカン:「ハイハイ…」
ワシ :「で、実際はどうやったの?」
オカン:「お母さん正直言って…」
ワシ :(おっ、なんて言うんやろ)
オカン:「毎日の便秘のほうがよっぽど辛いわ、子供なんか産む時は1回きりやけど、クソは毎日せなあかん。」
ワシ :(わしゃあクソ以下か!?)
オカン:「でもクソは流せるからまだいいわ、出来が悪くても子供は流せんからなあ…」
(話に突然乱入)
ばば様:「クソは流さずに畑にまけばいい肥やしになる、出来ん悪い子は親のいい肥やしになるんやでうまいこと使わんとあかんよ」
オカン・ワシ:「は~い」
こうやって私の毒舌と屁理屈は成長して行くのだった
飲んで一押しFC2 Blog Ranking">よろしくお願いしま~す
このページのトップへ

それはスズメだった

 おいらがまだN県で蔵人として精米をやっていた頃の話…
 仕事が終わって精米所を出ようとして暗闇の中扉を開けると、ナントそこには馬鹿でかいおいらとほぼ変わらない大きさのスズメが立っていた!!!!
俺  :「なにしてるの、なんか用?(驚くほど冷静な自分に驚く)」
スズメ:「いや、ちょっと仲間のことで言いたいことがあって来た(目が据わってる…)」
俺  :「なに?」
スズメ:「俺たちの仲間を捕まえるのは止めてくれ!!(実は精米所の玄米の入った米袋が雀たちに突っつかれていつもビリビリになってたので、ねずみ捕獲用のピッタンコを米袋の上においていたのだ!)」
俺  :「それは出来ない相談やね」
スズメ:「俺たちもえさを必死で探しているんだ、生きるか死ぬかなんだ!どうしてそれくらい見逃してくれない!(だんだん鼻息が荒くなってくる)」
俺  :「ちょっと待て、お前ら言ってることがおかしくないか?」
スズメ:「何が?」
俺  :「よく考えてみろ、別に落ちてる米粒を拾って食うなら何も文句は言わん。でもお前らがやってることはただの泥棒や。人様が金だして買ってるモンの封を勝手に切って勝手に食う、お前らかって自力で取ってきた餌をほかのスズメに食われてそれで納得するんかいな?えっ?(スズメ相手に説教したのは今日が初めてや…)」
スズメ:「ん…まあ…(あまりの正論に言葉が詰まったようだ)」
俺  :「勘違いするな、ただ落ちてるモンに関しては好きにしろ、せやけどお前らが勝手に何でも突っつくなら俺も容赦せんからな、分かったか?」
スズメ:「そうやな、わかった、帰ったら仲間に落ちてるモンだけにするよう伝えとくわ、今後ともよろしく(神妙な態度だ)」
俺  :「じゃあもう遅くなったし、わしは帰るで。お前さんも気い付けて帰りや」
スズメ:「今日は、すまんかった。まだ寒い日が続くけどお互い頑張って早く一人前になろうな(なんだ?スズメの一人前って???)」
俺  :「そんならおやすみ」
そうしておいらは軽く一礼する(スズメの礼を見た人間なんてそうは仰山おらへんでぇ!)スズメさんを背に帰って行ったのだ。


…で、ここで目が覚めたわけです。そうこれは夢だったんですな。
…しかし…
次の日からスズメが米袋をつつくことは無くなったんですね~ははは~ん。
とまあ不思議な話でした
飲んで一押しFC2 Blog Ranking">よろしくお願いしま~す

テーマ:なんてこったい - ジャンル:日記

このページのトップへ

ぞっとするもの

 見学者のいる前で
「おい、頭、あの純米いつもどのくらいアル添してた?」
と何の臆面もなく言う杜氏。
 杜氏に向かって
「お前さんの造った純米はいつも絶妙なアル添だな!」
と純粋にほめてしまう蔵元。
 若い蔵人に純米造りの難しさを一通り説いたあとに
「じゃっ、あの純米にアル添しに行くか」
と闇夜の蔵に消えてしまう杜氏
飲んで一押しFC2 Blog Ranking">よろしくお願いしま~す

テーマ:つぶやき。 - ジャンル:

このページのトップへ

つづきで~す

 ずいぶん更新が遅くなってすいませんですな、
あっそうそう、なにが致命的かという話なんですが… 
 「やっぱりいっぺん会社たたむデ~」
と言ってしまった以上はなかなかその印象が強くてどうにもならん…っ~かそんなこんなで社長に「せめてこの町に毎月1回のペースで新聞の折込でも入れてみん?」
と提案してみてな、そしたら社長も
「それくらいならまあいいだろ」
って事でやってみたわけやね。そしたらまあこんなことを町内の人からわし言われたよ。
「なんじゃ、お前さんとこまだ酒造っとったんかいな?」
「どうせどっかから仕入れて売っとるんやろ」
ちょっとここで話が脱線するかも知れんけどうちの会社って実はもう本家の血筋が絶えとって、今は外孫が社長になっとる。だから地域の人らはみんなもう造りは10年も前からやっとらんとおもっとるわけよ!せやからわしは会社のPR(宣伝活動)も大事やけど
「わしゃあここにおるで~!」
っちゅう存在証明活動のほうが大事やな~って思うようになったんよ。
で、毎月一回は私が自筆でA4のチラシの原案作って町ん中にまいとるんです。そんなチラシも時機を見てアップしてこうと思ってますんで冷やかしでもいいから見たってね!?
 
うううう…飲みながら書いてるさかいにもう指が震えてきた。また書きますんで今日は今くらいで堪忍してな飲んで一押しFC2 Blog Ranking">よろしくお願いしま~す

テーマ:ひとりごと - ジャンル:日記

このページのトップへ

 ブログのタイトル変更しました。いきなりですが。
 最初にちょっと詳しくこれまでのことを綴って見たいと思いましてね。私がここに来たのは14BY(平成14年秋~15年の春)だったんですがちょうどこの造りの最中に地下水に異変が起きちゃってさあ大変!結局ある酒造会社の協力や、近場のいい湧き水が出るところを教えてもらって何とかこの難局を乗り切ったものの、やっぱり水がないのは辛い!(だってそうなったらあんまり田舎で酒造る意味ね~し、水道水ならどこでも造れるし)。
 しっかしむかつくのはそん時の県土木の対応!!大体地下水使って食品造ってる工場の真裏の川掘るんなら一言言って来いよな、馬鹿やロー、そんでこっちから言ったら
「じゃあ証拠はありますかって?」
って
「ナメテンのか、そっちが最初に言うべきだろって」
言ったら今度は、
「今まで一度もそんなこといわれませんでした。」
バカヤローなんにでも最初はあるんだよ!手前らは所詮暇な連中だからたくさん税金使って言い逃れのための証拠集めできるだろうけどこっちは会社やってく中で手間暇ないなかにそんなこと出来ね~じゃねえか…
 大体某国の将軍様みたいなヘアースタイルでうだうだ言うからますますむかつくじゃね~か、写真アップしたろかコラ!(遺憾いかん、興奮しすぎた)!
 で結局は敷地内を何本もボーリングしたけどやっぱり駄目で会社をたたもうかってことになった訳よね。そんでおいらも実家に帰ってしまったとさ。
 約一年後社長から電話があって
「水戻った」
「はっ?」
「また造りたい」
「へっ?」
「造ってみんか?」
「ほう!」
で、今のおいらがココに居るわけです…
 しかし…
 正直言って1年のブランクが酒蔵にとってこんなに致命的なダメージになるなんて。
…ちょっと一気に書き続けたのでこの続きはまた次回にさせてくださいね
飲んで一押しFC2 Blog Ranking">よろしくお願いしま~す

テーマ:つぶやき - ジャンル:日記

このページのトップへ

美しきもの

 純白の琺瑯タンクにたまった仕込水の水色
 早朝甑から立ち昇る蒸気
 麹室で撒かれた種麹の落ちる様
 モト場で騒ぎ出す酵母の囁き
 

テーマ:ひとりごと - ジャンル:日記

このページのトップへ

やっぱり自分で…

 今日はあるホームページを参考にしてうどん屋に行った、が!自分にはまったく合わなかった。そういえば新潟にいたときに一緒に働いていた元杜氏さん(私がいた蔵は杜氏経験者が2名いてそのほかの2名も次期杜氏というくらい別の蔵では期待されていた方だった!)が言ってた「私はもともと福井県で酒を造っていたが新潟の蔵で杜氏を務めることになって初めての造りはこっちの好みがずいぶん違っててなかなかうまく合わせられなかった。造りが上手い下手ではなく、その土地の味覚を早く掴まんとなあ」今日痛いほど身にしみたなあ~「冷や酒と親(人生の先輩)の意見は後で効く」

テーマ:今日の食事 - ジャンル:グルメ

このページのトップへ

今までお世話になった職人さん

 越後杜氏のS氏(実は現代の名工でした)…この方のよさが分かったのはもっともっと後になってから、仕事してたときは反発ばかりでホント扱いにくい私をでかい気持ちで指導してくれました。S杜氏ごめんなさいそしてありがとうございました
 南部杜氏のH氏(今も現役で岐阜で杜氏をしています)…私が学生時代初て蔵で仕事をやって見たときにお世話になりました。楽しくていつもユーモアを忘れず人生の喜怒哀楽を豊富に経験なさった方でした(いずれアップします)
 但馬杜氏のN氏と頭のK氏…杜氏と頭は夫婦同然という阿吽の呼吸の妙技とはこういうことなのか~と教えてくれた方たちです。
 この他にも蔵人としてたくさんのイイ出会いをしましたそんな方たちも近々アップして行こうかなと思ってます。

テーマ:酒の肴 - ジャンル:グルメ

このページのトップへ

瓶燗でヘロヘロ…

 今週は瓶燗な週間でした。瓶燗とは瓶に生のお酒を入れてその後に湯煎をして熱殺菌することです。一般に一手間かけた丁寧な殺菌方法で、お酒がもっているよさを出来るだけ残そうというものですね。ただし専用の瓶燗機がないうちの会社ではもう苦労の連続であっちへ台車を押してガタガタ、こっちで打栓してどたばた、そっちへ行って冷却してドンガラがっちゃ~ん!とヒコヒコしながらやっているのです…
 最近余り体を動かすことのない社長は
「凹むよ~」
を連発してダウン寸前、
「着替えを持ってきてくださいね」
といったのにもかかわらずたった二枚で頑張って、終わった後に
「やっと着替えを持ってきてといった意味が分かった~」
そして珍しくこの時期に外は雪模様
「寒ぃ~よ~…」
そんな社長に私がボーイスカウト時代に叩き込まれた一節をプレゼント
「そ・な・え・よ・つ・ね・に」
です!!また頑張りましょう!!!社長!!!!
このページのトップへ

FC2Ad

プロフィール

sakeariki

Author:sakeariki
FC2ブログへようこそ!

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

リンク

FC2カウンター

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。